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出版社内容情報
副島隆彦による日本史研究書の第三弾。「聖徳太子論」「徳川家康論」など、諸説跋扈の問題に、独自の視点から鋭く斬り込む。
【著者紹介】
著述家
内容説明
歴史には、触れてはいけないことがある。隠された「大きな真実」を暴く、副島日本史の新展開。
目次
第1部 戦国・江戸時代編(信長を殺害したのはイエズス会勢力だ―八切正夫説を支持する;徳川家康の正体―村岡素一郎『史疑』を蘇らせる;本当の戦場とはどういうところか―藤木久志説を支持する;松尾芭蕉とは何者か―江戸幕府の公儀隠密たち)
第2部 古代編(天皇とは「天の煌き」という意味で「北極星」のことである―斎川眞説を支持する;日本は漢代の華僑が作った―『日本史の誕生』の岡田英弘学説を支持する;聖徳太子は蘇我入鹿である―関裕二説と藤枝晃の研究を支持する)
著者等紹介
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師を経て、常葉学園大学教授を務めた。金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語、歴史など幅広いジャンルで論評を展開。また、副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ランラン
5
歴史(特に古代史)は多くの学説があり、読んだ分だけ分かるという訳ではない。中には眉唾物もあり真実は分からない。副島氏の歴史観は特徴があって興味をそそられる。中でも驚愕だったのは信長暗殺の犯人はイエズス会とのこと。聖徳太子は蘇我入鹿というのは賛同しがたい。いずれにしても新たな説に興味はつきない。2018/07/23
aloha0307
5
井沢先生の「逆説の日本史」と同じ骨太な作品。 この作者は初読だが、権威に抗する気概がいい、胸がすく。 聖徳太子は今では教科書に載っていないというのは驚いた。そして、太子=蘇我入鹿だったなんて...一見素っ頓狂だが、これだけ理詰めで説明されると説得力あるよなぁ。2014/03/01
Hiroki Nishizumi
3
ネタは面白いのだが、いかんせん構成が雑で単行本というより週刊誌の対談程度。行った先々で良いこと思いついたよ、すごいだろう、反論は嫌よ、というペースを貫いている。もう少し丁寧な本作りしてくれると良いんだけどなぁ。とりあえず引用本はチェックしてみよう。2016/07/05
as
3
小説「金ヶ崎の四人」では一般的な戦国武士の守るべき優先順位は名誉、土地、命、金の順番だそうですが秀吉は見事に逆だったそうです。副島氏も秀吉タイプですね。今でこそ多数思想ですが現在と過去のメンタリティーを同列に扱うのは無理がありますよ。それに自説を流布したいのは解りますが創作歴史小説まで攻撃するのはいかがなものでしょうか。人は迷った時は何が正しいかではなく何が楽しいかで決める生き物ですからね。(by宇宙兄弟) 2014/03/12
MICKE
3
歴史というのは事実ではなく物語なのだということがよくわかる。物語でいいという人はそれでいし、いややはり事実を知りたいという人は読むといい。2013/11/16